登記簿と全部事項証明書は同じです


奇跡が起きてなぜか宅建に合格できたので、登録実務者講習の通信講座を勉強しております。

父がなくなって相続税の計算をしているときに、いろいろ分からないことにぶち当たりました。

タイトルにあるとおり、登記簿と全部事項証明書の違いが分からなかったり、「出生から死亡までの戸籍謄本」の取得の方法が分からなかったりと、調べるのは大変でしたがすごく勉強になりました。(しんどすぎて口内炎出来たけど…)

「登記簿謄本」という呼び名から「全部事項証明書」に変わったのは、登記情報がデータ化されたことによります。

全部事項証明書を請求すると、

という記載があるのですが、この「昭和63年法務省令第37号附則第2条第2項の規定により移記」が紙から電子データに移行したという記載です。

全部事項証明書は法務局の「登記・供託オンライン申請システム」でオンラインで申請ができます。

https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/

(悲しいことに利用時間が平日 午前8時30分から午後9時までです。でも午後9時まで使えるだけでもありがたいと思おう。法務局は17時15分までしか開いていないので、問い合わせ電話は昼休みにしなければならず、ずいぶんと相続登記のときは苦労しました…)

オンライン申請だと遅い時間までパソコンで申請出来る上に、ネットバンキングで決済もできます。しかも手数料が法務局だと法務局の窓口申請だと600円かかるのに対して、郵送で受け取る場合は500円、最寄りの法務局で受け取る場合は480円と安くなります。

全部事項証明は登記官の認証文が入っているので

↑こんなの

公的証明書として利用できます。そこまでちゃんとしたものでなくて、登記の情報だけ知りたいという場合は、一般財団法人 民事法務協会の「登記情報提供サービス」で情報の取得ができます。

https://www1.touki.or.jp/gateway.html

利用時間は「登記・供託オンライン申請システム」より「登記情報提供サービス」こちらのほうが長く、平日8:30~23:00、土日祝8:30~18:00(地図と図面情報は8:30~21:00)です。

利用料金は331円です。

12月から大阪で独り暮らしをしているのですが、不動産会社の担当が宇宙人かっていうくらい話が通じない人で、そんな時でも自分で全部事項証明書を取得できたりしたのでずいぶんと助かりました。相続の時に勉強しておいてほんとによかったです。

お金がかからなかったら、休みの間中ずっと閲覧できるくらい全部事項証明書は面白いです。

今まで人生でろくに勉強したことがなくて、FPの勉強や宅建の勉強はたしかにつらいけれど、いろいろ生きていくうえで役に立つし、単純に知らなかったことを知れるというのはすごく楽しいなと感じます。

もっといろいろ知りたいな!