なぜメッタ瞑想をしていて気持ちが悪くなったのか


昨日また父親の夢を見ました。

そのせいか、昼間に何度も父親のことを思い出して辛くなってしまいました。

それでもいつもの、フラッシュバック→一日中イライラ、は起こりませんでした。良かった。

メンタルを安定させたくてメッタ瞑想をしてた

1月10日の記事でメッタ瞑想の効果を書いたあと、しばらく夜寝る前にメッタ瞑想を続けていました。

瞑想を続けてからしばらくは、苦手な人の幸せを願っても、嫌な気持ちにならないので、「これは凄い!」と感じ喜んで実施していました。

いつもは苦手な人のことを考えると、その人にされた嫌なことがどんどんフラッシュバックしてイライラが止まらなくなっていました。

メッタ瞑想をしている間はそのフラッシュバックからのイライラがおこらないので感動していたのでした。

何日かして瞑想終了後に気持ち悪くなる

苦手な人のことを思い出してもフラッシュバックが起こらないことに気を良くした私は、「よし、この調子で苦手な人のことをどんどん思い出して克服していこう。」ということを思い立ちました。

そこで、いつもは5分しかしないメッタ瞑想を10分タイマーをかけて、どんどん今まで出会った人を思い出して、その人の幸せを祈ることを始めました。

始めてすぐは、最近の身近な人、家族や会社の人達を思い浮かべました。

そのうちに昔出会った人達の方にシフトしていって、最後のほうになって「今ならできるかもしれない。」と思い、なんと昔のいじめっ子のことを思い浮かべたのでした。

その時は大丈夫だったのですが、10分の瞑想が終わった後に、胃のあたりがきゅーっとなって、すごく嫌な気分になってしまいました。

そのあとしばらく嫌な気分から抜け出せなかったので、瞑想で昔の嫌な人のことまで無理やり思い出すのは危険だと感じました。

今は自分の幸せなだけを祈ることにした

メッタ瞑想の方法が間違っているのか、まだ瞑想に慣れていないからなのか分かりませんが、苦手な人の幸せを祈るのはしばらくひかえようと思います。

鈴木祐さんの本『無(最高の状態)』の中で、瞑想をしていて気持ちが悪くなる、ということが書かれていました。

メッタ瞑想で苦手な人のことを連想して気持ちが悪くなるのとは違い、もっと高尚なレベルでの不調を書かれていたのですが、私はその時「またまた大げさな。」と全然信じていませんでした。

しかし実際に未熟な自分のような状態で瞑想をしてみても、気持ち悪くなるようなことが起こったので、やっぱり瞑想と人間の思考って重要なんだなと再認識したのでした。