なぜブログを書くと心が整理できるのか


今日も比較的メンタルが安定しておりました。幸せ。

安定しているといっても、いつ崩れるか分からないので、例えるなら常に水で満タンの洗面器の水をこぼれないように持ち歩いている、という感じです。

何か楽しい事したい、とかいうよりも、メンタルが安定していることが最近の幸せです。むなしい気もしますが、本当に安定してくれているだけでありがたいです。

なぜ、最近安定しているのかと考えてみたのですが、やはりブログに自分のメンタル状況を記載し始めたことが大きいのではないかと考えています。

そこで、今までの人生を振り返って、自分の気持ちを書くことで、どんな変化があったのか、もしくはなかったのかを振り返りました。

日記は罵詈雑言の嵐になる

引きこもりで、両親に精神科に連れて行ってもらったときに、先生に現状を報告するために紙に「私の現状」を書いて持って行っていました。

その当時書いた直後に見返してもしんどくなるくらい、過去にされた嫌なことの嵐が紙の上に渦巻いていました。

自分の黒歴史として、忘れないように一応保存していますが、見返したくないです…。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』のA4ノートもダメだった

引きこもりから復活して、働き出したあとのことです。

相変わらず「駄目な自分を変えなければ!」という強迫観念にかられて見ていたYouTubeで岡田 斗司夫さんが、ジュリアキャメロンと菅靖彦さんの本、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』の紹介をされていました。

本を読む前に岡田さんが詳細に、どういうことが書いてあるのか、どういうことをすれば人生にいい影響が出るのかを話されていました。

その中で、朝の時間にA4のノート3枚に思いつくことをありったけ書く、ということをおすすめされていたので早速実行することにしたのです。

「これで人生変わる」とかいうYoutubeタイトルにすぐに影響されるので、将来オレオレ詐欺とかにだまされそうで自分のことながら心配しています。

(すぐに健康情報とかにも踊らされる。)

早速始めてみたのですが、朝のさわやかな時間に、紙に向かって思いつくことといえば、他人への不満や、他人にいままでされた嫌なことばかりを書きなぐってしまうのでした。

書いたことで、忘れていた嫌なことまで思い出してしまい、一日怒りに包まれて過ごすことになり、結局2日で気持ち悪くなって辞めました。

そのあとしばらくして樺沢紫苑先生の動画で「書くことによって記憶に定着してしまうので良くない」とおっしゃられていました。

メンタリストDaigoさんは「不安は紙に書き出したら脳のリソースが割かれないので良い」と言っていたのですが、不安は紙に書いてもいいけれど、不安と違いネガティブな出来事は紙に書かない方がいいなと実感したのでした。

この

  • 精神科へのメモ書き
  • 朝のA4ノート

の体験によってネガティブなことしか書けない自分に嫌気がさし、文章を書くことが怖くなってしまいました。

ブログは人に見られることを意識するので、俯瞰的に自分の考えを見ることが出来る

それから時は流れて、今年の正月です。

家の大掃除をしていた時に、父がリストラされた会社で頑張ってパソコンの勉強をしていた記録を発見し、自分もいつ首になってもおかしくない!、とまた不安に襲われ、「何かしなければ!」病が悪化。

そこでまたYoutubeを漁っていたのですが、その中で両学長が「副業をしよう」とおすすめされていました。

今まで副業に挑戦できるようにとイラストレーターやフォトショップ、HTML、CSS、JavaScriptまで勉強したのですが、どれもうまくいかなかったです。

ブログも今まで何個か作ったことがあるのですが、全部途中で投げ出してきました。

今回も副業になったらいいなと邪心を抱いて始めたブログ活動ですが、読んでいる皆さんはたいして面白くもないでしょうが、やはり人に見られる文章なのでいままで書いてきた復讐日記と違い、内容を俯瞰的に見ることができるようです。

これは新しい発見で、何日か前の夜にすごい不安に襲われたときも、ブログに書くことで、少し離れた距離から自分を見ることができ、何とか翌日までにはメンタルを立て直すことができました。

この出来事は、今まで自分の偏桃体に振り回されてどうにもできなかったのに、「自分でもなんとか偏桃体の暴走を抑えることができるんだなぁ」とすこし自信を持つきっかけとなりました。

自分のメンタルを安定させるために、しばらく楽しみながらブログを続けようと思ったのでした。