『こころのソーシャルディスタンスの守り方』大嶋信頼著
を読んでいます。
どこの職場にいっても絶対にいじめられるので、すごく生きづらくて、
平日は職場で気を使ってへとへと→休日になれば自分の行動に問題があるのかも、と思い図書館で心理系の本を借りて読む
の繰り返しです。
本当に生きることが大変だと感じています。
今まで対人恐怖症を治そうと、たくさんの心理系の本を読んできましたが、大嶋さんの本は「これだ!」ととても自分の気持ちにしっくりすることがたくさん書かれています。
特に、今まで母親に攻撃されても(そもそも攻撃だと気づかない振りをしてきたけれど…。自分が傷つかないように)なぜか分からなかったのですが、本の中に
”緊張度の高い家族は、それぞれの脳が怒りで帯電しています。だから、ちょっとでも子供がやりたいことをやっていたり、優れた行動をすると、親は喜ぶどころか、「ずるい!」と嫉妬の発作を起こしてしまいます。”
と書かれていてすごく納得がいきました。
婚活相手に合いにシンガポールに旅行に行って帰ってきたら、すごく不機嫌にこちらの顔も見ずに
「お土産は!?」
と怒ってきたこと。
中学生の時に「ゲームセンターで男の子に声をかけられた」と話したら、
「お前が話しかけられたのか!!」
とぶちギレて叫ばれたこと。
最近の話しで「会社で表彰された」と伝えたところ、急に無言になって何も行ってくれなかったこと。
全部、娘が少しでも活躍するとほめるどころか足をひっぱろうとしてくるのです。
今までは海外旅行に行くのに、母親もお金がないくせに、母も旅行好きだから気を使って、「誘わなければ悪いし。」という気持ちを植え付けられていたけれど、これ以上私の人生の邪魔はさせない。
父が亡くなってから、ひとまず国内旅行から一人で行き始めています。
一人の旅行のなんと気楽で自由なことか。
海外旅行に母と行ったら、馬鹿みたいに大きいスーツケースを持っていくので、(私と姉はリュックのみ)、母に馬鹿みたいに大きいスーツケースを運ばせるわけにはいかないので、私が運ばなければならないし、入りたいレストランにも入れないし、なんで旅行先まで母に気を使わなければならないのか、とその時は気づいていなかったのですが、今思えば楽しくなかったなと気づきました。
父の納骨で九州に帰った時も、母の行きたいところしか行けないし、姉は急に不機嫌になって私が話しかけても無視しだすし(納骨の手配とか何もしてくれないのに!)、その時に家族旅行には二度と行かないと心に決めました。
私が夏に長野の山に登ると、姉と母と一緒にごはんを食べているときに漏らしてしまったら、姉が「私も行く!」と当然のように言い出し、その時は「まあいいか」と思っていたのですが、翌日、びっしり計画を立てたラインが送られてきました。
納骨の時は、「旦那へのお土産何にしようかな~」とか「どこに遊びに行こうかな~」とかしか考えずに、仏花の手配や、お墓に備える果物の手配やお坊さんとの調整など何も動いてくれなかったくせに、旅行の時だけなんで姉の計画に合わせて、また無視されたり、キレられたり嫌な思いをしなければならないのかと、ふつふつ怒りが湧いてきました。
「一人で行く」と伝えてまた不機嫌になられたらうざいので、母を利用して伝えておいてもらいました。
母は「姉はそんなことで怒ったりしないよ」と言っていたけれど、九州に帰った時の不機嫌に気づいているくせに、姉には何も言わないのです。
納骨に帰った時に心に決めたのは、家族とは距離を取ろうということです。
そうでなければ、
介護をして当然だと思われたり(30代後半)、
末期の父の個室代を兄弟で工面するよう私に仕向け、金銭的に利用されたり、
パーソナルスペースにずかずか入り込んできて傷つけられるのです。
最近、相続税の申告も終わり、土地の登記も変更も終了したので、休日に遊びに行けるようになり、夏山に向けてハイキングで体を鍛えています。
土日の犬の散歩は私の仕事になっているので、「ハイキングから帰ったら行くから」と母に伝えておきました。
家に帰るのが意外と遅くなり、夕方になったのですが、帰って母のいる居間に到着するなり、ハイキングがどうだったかとかの質問の前に、
「意外とげんきそうね。犬の散歩行けるね。」
と速攻コントロールするようなことを言ってきました。
その瞬間はなんとも思わなかったのですが、休憩する間もなく散歩に行っている間に、コントロールされたことへの怒りがふつふつと湧いてきたのです。
土日の遊びから帰ったら、不機嫌に「犬の散歩まだ(母は)行ってないの」といちいち行くように催促してくるのです。
これも子供が楽しんでいることに嫉妬しているのだな、と大嶋さんの本を読んで気づきました。ほんとにしょーもない。
嫉妬とは違う話になるのですが、子供のころは母は私の話を全然聞いてくれなかったのに、歳を取ってからは、「どこの調子が悪い」「近所の〇〇さんが」とかしょーもない話をしてくるので、「痛かったら大変だから、病院い行ったほうがいいよ」とかこちらは気を使って話していました。
子供のときは全然こちらの話を聞かなかったくせに、なんで年取った母の話に合わせて気を使わなければならないのか、とずっともやもやしていたのです。
すると今日私が「口内炎またできた」と言ったところ、目をそらして無視したのです。
いつもおたくの「肩が痛い」「膝が痛い」というしょーもない会話に合わせてあげているのに、私の口内炎は無視ですか、と心底うんざりして、そのあと話しかけてきたけど、無視という受動攻撃を仕掛けておきました。
そうしたら、向こうもイラっとしたようで、キッチンから居間にそそくさと移動していました。
今までなら、母がまたキレたら怖い、という深層心理があるし、一緒に生活しているので少しでもすごしやすくするために、母に気を使って生きてきたけれど、自分の話ばかりして、こちらの話は無視する母に心底愛想がつきました。
最近、母と姉と一緒に食事に言ったのですが、納骨事件以降本気で家族にうんざりしていたし、姉はいつも私が気を使って話を降って場を盛り上げることを期待しているので、二人を無視して本を読むことにしました。
案の定母と姉では話は盛り上がっていなくて、ちょっとせいせいしました。
この調子で家族と距離をどんどん開けて行って、これ以上利用され、搾取されないように気を付けようと思います。