生存報告


退職して3ヶ月たった。

毎日が日曜日だとまったく人生が進んでいる気がしない。

むしろ後退している気がする。

昨日は、今病みやすい時期にいるのに、『精神科医よわい』というメンタル系の漫画を読んだので見事にメンタル崩れた。

失敗した。

漫画は漫画だと思えたら良かったのだが、実際の精神科ではあり得ないぐらい丁寧に診察してくれる先生やソーシャルワーカーさん、看護師さんが描かれていたので、私も相談してみようと思い早速今日役所の精神保健福祉士さんに相談に行ってきた。

結果、何も解決しなかった。

けれど一人でもんもんと考えていると、悪い方にばかり考えてしまうので、話を聞いてもらえて良かった。

結局また自分で解決するしか方法がなくなった。

公認心理師や社会保健福祉士の資格を取ろうと調べたら、公認心理士は大学院をでないと行けないらしい。

社会福祉士も通信で行ったら1年6ヶ月もかかる上に30万もかかる。

この歳になって自分の「苦手」を克服するために時間とお金をかけるのは無駄な感じがする。

でも実際に生活できなくて困っているわけで…。

今つらつらと書いていてやっぱりコスパが悪いなと感じた。

今回記事を書こうと思ったのは、退職して3ヶ月立つが、毎日色々なことをしたり、しなかったりしているので、人生が進んでいる感覚がないため記録しておこうと思ったからだ。

そして出来れば昨日のような鬱屈した内容ではなく、人生の良い方に目を向けられたらいう思いに今日は心が向いているからだ。

なぜ今夜はこころが落ち着いているか。

それは今日は久々にクラシックコンサートに行ってきたからだ。

実はクラシックが好きだ。

出かける前は、「楽しめるかな」「面倒くさいな」と思ったが、昨日のように一日ゴロゴロメンタル系の漫画を自宅で読んでいたら確実に心病むと思ったので思い切って出かけた。

今の時代youtubeで大御所のオーケストラの演奏が簡単に聞けるが、実際に現場で聴く音はやっぱり違う。

社会人なってプロ野球を観戦しに行った時に、木製バットに当たる硬球の音にすごくびっくりした。

それと同じ感じ。

メンタル病んでいたから、めっちゃ涙が出た。

嫌なことにばかり目を向けずに、好きなことにもっと目を向けようと感じた日だった。

長年、気を張ってサラリーマンをしてきたら(人間関係の苦手な私にとってはとても大変。仕事は大体のことはそつなくこなせる。)何が好きかわからなくなってしまった。

今夜は八木仁平さんの本を読んで振り返ってみようと思う。

今日のコンサートは平日の昼間だったから高齢者ばかりだったが、「ブラボー」の声援をかける人や、スタンディングオベーションをする人もいて素敵だった。