日々の自分の調子を数値化することの効果


昨日のブログで、趣味をYoutubeにする、と書きましたが、そのあと見た、早稲田メンタルクリニックの益田裕介先生の動画で「患者さんは映画が趣味だと言っていますが、受動的だから~」とおっしゃっていました。

なんとなく気づいていたけれど、やっぱり動画鑑賞では趣味にならないようです。

確かに引きこもっていた時も一日Youtubeは観れたからなぁ。

そこで「ブログを書くこと」はどうだろうか、と思いました。

創作的趣味がいいらしいので、今までは人に見られる文章を書いたことはあまりありませんでしたが、日記と違い、いい意味で緊張して文章が書けるので、しかも人に見られることを意識するので、意外と書いていることを私なりに俯瞰的にみれるようで、考えがまとまることがあります。

そこでしばらくは「ブログを趣味」にしてみようと思ったのでした。

会社の朝一番の「今日の調子」ノート

今の会社は精神障害の障がい者枠で雇っていただいています。

入社した時に渡されたのが、朝一番に記録する「今日の調子ノート」です。

「睡眠時間」や「今日の疲労度」などを記入する簡単な表があり、それを毎日出社時につけています。

最初はこんなことに意味があるのかなぁと思いながら記録していました。

しかし半年くらい続けていると、気づいたことがあります。

それは記入する表の数値の方に、自分の気分を合わせようとしていることです。

入社したてのころは、毎日出社するだけでも一仕事で、常に疲労度を高く記録していました。

半年経って、通勤に慣れてきたからなのか、疲労度を低く記録する自分がいました。

たまに「今日はちょっとしんどいかも…」と思うことがあるのですが、「でも記録帳には疲労度を低く記録したので、そんなに疲れていないのかも。」とだまされる単純な私の脳。

自分のメンタルの状況を俯瞰的にみることができるので、意外と効果は大きかったのでした。

実生活にも取り入れてみた

通勤に慣れたおかけで疲労度が減っただけかもしれないけれど、

記録帳に疲労度低く記録する→脳がだまされてメンタルが少し安定する

ということに気を良くした私は、私生活でも取り入れようと考えました。

今まで、対人恐怖症や、癇癪をなんとかコントロールしようと、いろいろな本を読み、認知療法の真似事のようなことをしてきましたが、書くことが多すぎて続いたことがなかったです。

そこで今回は、グーグルカレンダーに毎日書いている短い日記の中に「疲労度」と「イライラ度」の項目をもうけ、そこに数値を記載していくという簡単な方法をとることにしました。

書くことが2項目だけなので、この方法で結構続けられています。おすすめです。

数値化することによって自分の今の調子がわかりやすくなる

いままでメンタル改善しようといろいろな本を読んで、数値化することが大切と知ってはいたけれど、実際に自分に合った方法に落とし込みできるまでには、時間がかかるのだなと感じました。

でもたとえ実践がうまくいかなくても、少しでも行動してみたことに意味はあったし、本を読んでいろいろな知識を得ることで解決法を知っておくことはすごく大切だなと、改めて思いました。